“あったかい”という点も気に行ったポイント
他の3ヶ国に比べてダントツに気候が安定していて、特に人気の都市は暖かなイメージが強かった。シドニー、ゴールドコースト、ケアンズと、どの都市も、どのガイドブックで見てもみんな軽装でサングラスをしている。
上記3都市の中で、一番寒いシドニーでも、真冬に当る7月の最低気温が8℃と、日本でいうと、沖縄よりもちょっと低い程度のものなのだ。
臆病者の私としては、もし仕事が見つからなくてお金も無くなってしまい、泊まるところが無かったとしても、最悪でも野宿が出来る・・つまり凍え死にすることだけは避けたいと思ったのだ。
想像力が豊なせいか、楽しい想像と同時に最悪の結末も、いつも膨らんでしまう。
言葉もろくに話せない日本人が、ホームレスになって凍え死ぬことを想像してしまうと、とてもじゃないけど寒い国を選ぶことは出来なかったのだ。
私だけではないと思う。
年間1万人もの想像力豊な若者達が旅立っているのだ。何人かは私と同じような考えかたで、オーストラリアをチョイスしていると思う。(自信は無い)
とにかく私は、大人になってからは、楽しいことを始めようとする時も、そうならなかった時のことを保険として考える癖がついているのだ。
がっかりすると、どこまでも運が失われてしまうように思えてしまうからだ。
案の定、・・いや、私の予感は外れ、最悪のシナリオはオーストラリアに出発する日に唐突に起こったのだ。